こんにちは。
ぼくは宇宙の研究をしています。
いつも望遠鏡を覗いているのですが、数えきれないほどの惑星を発見しました。
それらを眺めているうちに、ただ遠くから見ているのに飽き足りず現地に赴くようになり、
現。在では惑星の地質調査をすることがぼくの生き甲斐です。
様々な惑星に足を運びました。
ある星は氷点下100度、極寒の地でした。
ある星では、無数の星々が海を作っていました。
ある星には10個のお月様が周りをぐるぐると回っていました。
調査をしている中で、星の住人と話す機会があったのですが、彼(性別は分かりませんがここでは彼と表記します。)がここで何をしているのか興味深そうに聞いてきたので、 僕の調査について話すと、 その星の地形や、どこに行けば面白い場所があるかを教えてくれました。
星から星に渡り歩いて行くなかで、環境、住人や生物を垣間見ることが出来ました。まだまだこれから続けていく研究ですが
ぼくは望遠鏡で覗いて見る世界と地質調査での発見を是非見てもらいたいと思います。今回はぼくの研究施設!と言ったら
言い過ぎですが、これまでの調査を分析し記録している部屋をそのまま公開いたします。
みていると何か見覚えがあったり、そちらのみなさんが住んでいる世界との共通点もあるかもしれません。
これを機に、身近な宇宙に興味を持っていただけたら幸いです。
ではごゆっくり
武蔵野美術大学2015年度卒業制作展にて展示。
ずっと続けていた見立ての惑星をもっと多角的に捉えることは出来ないかと卒業制作で取り組んだ。
『ある研究者の部屋』というストーリーを考え、それに沿って見立てた惑星を様々なかたちで展示した。
来た人が楽しめる不気味な空間を目指し、鑑賞者自身が懐中電灯で照らしながら作品を発見してもらう
という方法をとった。想像の物語の主人公の部屋であり、かつの自分の部屋 でもあるこの実験室には
身近に潜む宇宙だけでなく 自分自身も反映されている。
展示期間:2016年1月15日ー1月18日
展示場所:武蔵野美術大学10号館209A教室
制作協力:上野明子 亀山幸恵 久保麻衣果
齋藤桐太 長瀞叶子 山本佳奈
音声協力:黒川優人
撮影協力:新井風馬
指導:鈴木康広 上條桂子